自社ブランド米「氷河米」は農業の自然循環機能を高めることを目的に、生産する県や地域によって定められた慣行レベルに比べて節減対象農薬の使用回数が５割以下、化学肥料の窒素成分量が５割以下で栽培している特別栽培米です。また、栽培期間中に農薬・化学肥料を一切使用せずに栽培を行なった「氷河米プレミアム」もございます。
　お客様に食べて頂くまでが農家の仕事ということを念頭に置いて、美味しいお米をお届けすることは当然であり、多くのお客様が当店のお米を安全に召し上がって頂けるように与五郎ライスサポートでは栽培方法にもこだわってお米作りをしております。  

　精米時に排出される小米と割れ米は春と秋に散布する堆肥に混ぜて田んぼに還元しておりましたが、世界的にフードロス問題が大きくなりつつある中で、日本の主食であるお米を販売している当店が精米時に排出される小米、割れ米であれど廃棄して良いのかと考えるようになり、新たなものを作る取り組みとしてせんべいにしてみました。また、せんべい1枚1枚を個包装にすることで食べたい分だけ食べることができ、フードロス削減にもつながります。

　農薬・化学肥料の使用量を減らし、田んぼから取ったお米以外のもの（稲わら、籾殻、米ぬか）+精米時に排出される小米や割れ米+VS34（土壌改良剤）をブレンドした自家製堆肥を田植えが始まる前の春と稲刈り後の秋に田んぼへ散布しております。自家製堆肥を散布することで土壌を柔らかくしたり、土壌に養分を蓄えることができ生産力の安定と強化につながります。

　プラウ耕は田んぼの土を天地返しして起こす作業です。下層の土を表面に出し、表面の土、草、わらを埋没させる反転効果と、土を砕いて生育に適した大きさにする破砕効果にあります。 反転効果によって表面の雑草や過剰養分、病原菌などは下層に埋没し、下層のフレッシュな土が表層に現れます。堆肥や有機物を埋没させることによって微生物の活動を活発にさせたり、地表の雑草をすき込んで地力の再生、向上に貢献したりします。