聞き慣れない言葉ですが、ひとつひとつの稲の間を大きく開けて栽培する方法です。「手植え」と同じ間隔で植えて栽培するということで、株間を開けることによって、太陽の光が十分に当り風通しも良く健康な稲に育ちます。当然、健康な稲には健康なお米が実るのです。
　超疎植栽培は「つや姫」以外すべての品種で行っていますが、「つや姫」だけは、特別栽培米認定機関の指導により制限されている為、通常の植え付け本数となっています。

　与五郎ライスサポートの栽培期間中無農薬・無化学肥料米の田んぼは田植えと同時に田面に専用の黒い再生紙を敷き詰める紙マルチ田植え機で田植えを行なっております。
　専用の再生紙を田面に敷き詰めることで田面への日光の通過を遮断し、田植えから約1ヶ月の間、除草剤を使わずに雑草の伸長・繁茂を抑えることができます。害虫等からの影響も少なくなり、お米の品質は守られ、農薬・化学肥料を一切使用しないことでお米を食べる皆様も安心して食べることができるお米に仕上がっております。

　田植えが終わってからの業務で最も行わなければならないことが毎日の田んぼの水管理です。水管理が稲の生長の全てを担っていると言っても過言ではありません。そんな毎日の水管理の手助けをしてくれるのが【水田ファーモ】です。
　ファーモはいつでもどこでも遠くの田んぼの水位がスマホでパッと分かるという優れモノで取り入れてからは毎日の水管理がだいぶ楽になりました。水位履歴も分かるので水持ちの良い田んぼ、悪い田んぼなどそれぞれの田んぼの特性も分かります。
 

　農薬・化学肥料の使用量を減らし、田んぼから取ったお米以外のもの（稲わら、籾殻、米ぬか）+精米時に排出される小米や割れ米+VS34（土壌改良剤）をブレンドした自家製堆肥を田植えが始まる前の春と稲刈り後の秋に田んぼへ散布しております。自家製堆肥を散布することで土壌を柔らかくしたり、土壌に養分を蓄えることができ生産力の安定と強化につながります。
　

　農業用ドローンで農薬を散布することにより重労働である農薬散布が効率良く作業できるようになりました。稲の天敵であるカメムシの防除作業をする際は、農薬使用量を最小限に抑えるために畦畔の際部分に対して額縁のように散布していきます。ドローンの起こす風が液体をミスト状に散布し、作物の枝や葉を揺らすことで枝の脇や葉の裏などの通常の散布方法では農薬がかかりにくいところにも満遍なく散布することが可能です。
 

　お米を選ぶ基準として【味で選ぶ】【産地で選ぶ】【価格で選ぶ】など人それぞれ基準があると思いますがその基準に【品質で選ぶ】も加えてみてはいかがでしょうか。
　色彩選別機はイーグル・アイでお米一粒一粒を選別し、エアーを高速噴射することで異物やシラタ、着色粒を除去し高品質米に仕上げます。与五郎ライスサポートでは、玄米、白米共に色彩選別機を通してから出荷しておりますので安心してお召し上がり頂けます。異物、シラタ、着色粒除去率は圧巻の99.9％です。

　与五郎ライスサポートにはお米の等級格付けをすることができる農産物検査員が2名おり、新米の時期には検査員が厳しい目で1等、2等などといったお米の等級格付けを行なっております。その年その年でお米の品質が異なる為、定期的に検査員講習に参加し目利きの力が落ちないように努めております。
　熟練検査員になると粒を見ただけで大きさや形状から米の品種が分かるのですが、その品種を当てるのはなかなか至難の業です。